2026.07.22
サステナビリティ

”壊す”から”紡ぐ”へ。都市テクノとhide kasuga 1896、解体工事の廃木材をスマートフォンスタンドに再生

株式会社都市テクノとhide kasuga groupは、建物の解体現場で発生する廃木材を有効活用し、環境調和型素材「TRANSWOOD®」と複合化したスマートフォンスタンドを作製いたしました。本取り組みは、建設廃棄物を価値ある資源へと変換し、持続可能な社会の実現を目指すものです。

廃⽊材+TRANSWOOD®で作製したスマートフォンスタンド

■ 取り組みの背景とビジョン:”壊す”から”紡ぐ”へ

日本国内における建設・産業廃棄物は年間約8,000万トン発生しており、最終処分場の逼迫や処理費用の高騰が社会課題となっています。これらの廃棄物を有効活用して環境負荷を軽減するため、都市テクノはhide kasuga groupと協働し、同社が有する環境調和型ブランドの開発・運営の知見を活用した新たな資源循環モデルの確立を目指しています(2026年1月に資本業務提携を締結)。 解体時に発生する廃材をhide kasuga groupが展開するアップサイクル手法「TRANSWOOD® + X」(ハイエンドマーケットを中心に実績を有する環境調和型素材「TRANSWOOD®」と廃材由来素材(X)を複合化し機能性および感性価値を向上させる手法)を活用して新たな価値を持つアップサイクル素材へと再生させ、廃棄物を資源として循環させます。

■ 業界初となる建築物由来廃木材の樹脂素材化

今回の取り組みでは、2025年に都市テクノが実施した工場解体工事で発生した廃木材を使用し、スマートフォンスタンドを作製しました。建築物由来の廃木材を樹脂用のフィラーとしてリサイクルする取り組みは、業界初です。なお、本プロジェクトでは有害物質が含まれていないことを厳格に検査したうえで安全に使用しています。

■ 両社の想いと素材がもたらす「付加価値」

本プロジェクトは、2024年秋に都市テクノの島村智之社長とhide kasuga groupの春日秀之代表が出会い、「未来により良い住環境を残したい」「元気な日本を取り戻したい」という両者の想いが一致したことからスタートしました。

春日代表は、都市テクノが主催する地域参加型イベント「解体祭」に参加した際、「解体は終わりではなく、はじまり」という理念のもと、地域の人々が街の記憶を次世代へつなぐ姿に深く共感したと語っています。 バイオマス由来樹脂と木材由来フィラーを組み合わせ、リサイクル性に優れる「TRANSWOOD®」をベースに、この協業を通じ、解体された街の廃材をTRANSWOOD®と複合化し、建材やプロダクトとして再び街へ還元することで、過去と未来を紡ぐ資源循環の実現を目指しています。

■ 今後の展開

今後は、素材に求められる強度などに応じて充填率を調整し、日用品をはじめ、床材といった建築用内装材など、多様な用途への適用も目指してまいります。

「TRANSWOOD® + X」を用いた廃木材の資源化およびプロダクト化プロセス

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